- 原因が分からない体の不調、どうすればいいの?
- 健康で元気に、自分のやりたいことに取り組みたい!
病院で診てもらっても良くならない、身体の不調に悩んでいませんか?
「上手く言葉にできない体の不調」や「なんとなくの違和感」も、放っておくと状態が悪化して生活に支障が出てしまうかもしれません。
そんな時は自身が持つ免疫力を高め、身体の健康を整える「鍼灸」の専門家に診てもらうのが有効です。
今回は札幌市中央区にて「リラクゼーション なごみ」を経営されている札幌の鍼灸師「若森先生」にインタビューをさせていただきました。
- 鍼灸師としての活動について
- 札幌で活動する想いについて
- 具体的な施術内容について
- 今後のビジョンについて
- 読者に向けたメッセージ
生活に欠かせない「健康」を高めて自分のやりたいことに取り組むことで、人生がより豊かになります。
ぜひ記事を読んで、ご自身の健康について考えるきっかけにしてくださいね。
鍼灸師としての活動について

1、簡単な自己紹介をお願いします。
7/1から札幌市で鍼灸と揉みほぐしのリラクゼーションサロン「なごみ」をオープンしました、鍼灸師の若森と申します。
先月までは函館市で活動をしておりました。
2、鍼灸師として何年くらい活動されていますか?
鍼灸師の資格を取得してから、約9年経ちますね。
資格取得後「札幌市の訪問のお店」で4年務めたのが仕事の始まりです。
その後拠点を移し、函館市で5年間鍼灸師として活動しました。
もともと札幌市に住んでいたので、その経験も活かして活動していきたいと考えています。
3、鍼灸師を目指したきっかけは?
鍼灸師を目指したのは、原因が分からない身体の不調を鍼灸の施術で良くしたいと思ったからです。
自分は高校生の頃に、肩がすごく痛くなったことがあったんです。
病院に通院しレントゲン・CT・MRの検査をしましたが原因は分からず、処方されたのも湿布だけで症状の改善には至りませんでした。
病院が良くなかったという意味ではなく、当時の自分の症状は病院が得意とする「原因を特定して取り除く」治療が合わない症状だったんだなと思っています。
自分と同じように「なかなか治らない症状で困っている人の力になりたい」という気持ちがその時芽生えました。
そして自分が症状を治す側になりたいと、調べて辿り着いたのが「鍼灸師」でした。
鍼灸師の施術は「身体を治すサポート」が可能です。
自分自身の経験も踏まえて、同じような状況で悩んでいる人の力になりたいと考えています。
4、そもそも「鍼灸」とはなんですか?
「鍼(はり)」や「灸(きゅう)」を使って、身体の不調を治すのが「鍼灸」です。
西洋医学(病院)と東洋医学(鍼灸)では、治療法の違いがあります。
例えばドアの立てつけが悪くなった時に、
- ドアそのものや、ドアの部品を変えて直すのが西洋医学(病院)
- ドアを変えずに、油をさしたり、ネジをしめなおして直すのが東洋医学(鍼灸)
となります。
「鍼(はり)」「灸(きゅう)」を使って、人が本来持つ自然治癒力を高め、身体の調子を整えられるのが「鍼灸」の特徴です。
鍼灸の詳しい説明と成り立ちについてはこちらの記事で、
東洋医学と西洋医学の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
5、鍼灸の魅力とは、どんな点にありますか?
身体自身の自己修復機能を高めるので副作用がない点が、鍼灸の魅力です。
薬の処方だと副作用が出てしまったり、手術で身体を切るとそこから身体の調子が悪くなる場合もあります。
自分の身体を変えることなく元からある治癒力を高めるため、拒否反応もないことが鍼灸の魅力です。
6、函館では、どのように活動をされていましたか?
函館では日中に「訪問」の仕事をやりつつ、平日の夜と土日は自分でお店を出して鍼灸の活動をしていました。
活動を続けていく中で「平日の昼間に施術をして欲しい」という要望が増えてきたため、思い切って「訪問」の仕事は退職して、お客様の施術をする機会を増やしました。
お客様の要望に答えるために「両手を空ける」ことが、活動していく中で意識するようになったポイントです。
7、ご自身の施術スタイルにおけるこだわりや特徴はなんですか?
得意としているのは、「肩」と「足」の施術です。
ホテルマッサージのアルバイトでも肩と足の施術が多かったので、経験を重ねていくうちに得意分野になっていきました。
8、函館で印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?
前任者から引き継いで施術を行った患者さんと信頼関係を作っていったことが、印象に残っているエピソードです。
函館で活動を始めた頃に、いなくなってしまった前任者から引き継いで対応することになった患者さんがいらっしゃいました。
最初に対応した時は、
- 前の人の方が良かった
- 前の人はもっとこうしてくれたのに
といったことをよくお話されていました。
患者さんのご家族からも最初受け入れてもらえず、施術の雰囲気もあまり良くなかったです。
そこから意識したのは、施術目的から内容まで1つ1つを丁寧に説明することです。
自分の考えを丁寧に説明して、施術をすることで、患者さんの体調にも良い変化が出てきて、そこからだんだんと自分のことを信頼してもらえるようになりました。
「今日も来てくれてありがとう」
と言ってもらえるまで信頼関係を作れたことは、自分にとっても貴重な経験になりました。
札幌に引っ越した今でも「こういう痛みがあるんだけど、どうしたらいいかな」と連絡を頂くことがあります。
函館で経験した「丁寧な説明と施術で患者さんとの信頼関係をつくること」を意識して札幌でも活動していきたいと思っています。
札幌移転について

9、なぜ札幌に拠点を移すことに決めたのですか?
札幌の友人から「札幌に帰っておいで」と声をかけて頂いたのが、拠点を移すことにしたきっかけです。
もともと札幌で活動していたので土地感もあり、活動しやすいと考えました。
10、札幌のどのエリアで活動されますか?
札幌駅からも近い、札幌市中央区の時計台付近が活動エリアです。
札幌に旅行で来ている方もアクセスしやすいため、良い立地だと思っています。
11、札幌でどんな方々にご自身の施術を届けたいですか?
- 症状が治らないで困っている人
- 自分の施術を求めてくれる人
に施術をしていきたいと思っています。
たくさんサービスがある中で自分を選んで下さっているので、その気持ちに自分も精一杯応えたいと思っています。
12、札幌での活動で不安に感じていることはありますか?
新しいことへの挑戦、新しい人との交流には少し不安もあります。
身体を壊してはいけないという体調面の不安を感じることもあります。
13、逆に楽しみにしていることはありますか?
一方で「不安なことを乗り越えていく楽しみ」もあります。
「新しく取り組むこと」や「不安なこと」があるということは、
- 大変な分、それを乗り越えたら楽しい
- やるぞ!
という気持ちにもなるんです。
あとは自分でお店を開いているので、全部自分の責任でやることにもやりがいを感じています。
営業時間を決めたり、人と交流しに行ったりと、自分で決めて動けることは、これからの活動の楽しみの1つです。
楽しみなことも多いので、最近は体調も良い日が多いです。
施術内容とこだわり

14、他の鍼灸院との違い、ハリーさんの強みはどこにあると思いますか?
- タイ式マッサージ
- もみほぐし
などを鍼灸と組み合わせて、いろいろなアプローチで根本から症状を治していくのが自分の強みだと思います。
あとは「患者さんの健康第一」を意識していることも特徴です。
痛みが出てからだと治療に回数がかかる場合があります。それよりは痛くなる前の予防として来院された方が回数も少なく済むので、症状が悪化する前にいらっしゃっていただければと思います。
15、初めて鍼灸を受ける方に向けて、痛みや安全性についてどう説明されますか?
鍼灸の「鍼(はり)」って実は髪の毛より細くて、注射針の中にも入るぐらいの大きさなんです。
実際に身体に刺した時の痛みもほぼ無いのですが、それでも
- 「鍼(はり)」は痛い
- 「灸(きゅう)」は熱い
というイメージを持たれがちです。
今では、
- 刺さない「鍼(はり)」
- 火をつけない「灸(きゅう)」
もあり「痛み」も「熱さ」も無いものもあるので、安心して頂けたらと思います。
身体には痛みを感じる部分「痛点」があります。
鍼灸の「鍼(はり)」は痛点を素早く通過するので痛みがほとんどないんです。
ただし、痛みを感じたからといってそれが「悪い」というわけでもありません。
治療のためにはあえて痛みを感じる部位に「鍼(はり)」を刺す場合もあります。
- 痛くないから良い
- 痛いから悪い
というわけではなく、大事なのは患者さんと鍼灸師の「信頼関係」だと思います。
- 痛みはほぼ無い
- 痛みがあってもそれは「意味のある痛み」
治療の背景をしっかりと患者さんに説明して、信頼関係を積み重ねていきたいです。
16、鍼灸と合わせて行うとよいケアやアドバイスがあれば教えてください。
- ストレッチ
- 運動
これらのセルフケアはご自身の健康を保つために有効です。
ただし、鍼灸で身体の痛みが良くなってきた時に無理に身体を動かすと、症状を悪化させてしまう場合があります。
動いて良い時と、動いてはいけない時がありますので、判断に迷った時はお気軽に聞いていただければと思います。
17、お客さんからよく聞く感想にはどのような声がありますか?
- 他のところとは違うね
- 鍼(はり)って痛く無いんだね
- 1人1人の身体に合ったやり方で嬉しい。
こういった嬉しい言葉を頂いています。
自分の施術に良い感想を頂けると、もっと頑張ろうと思いますね。
今後のビジョン

18、札幌での今度1年の目標はなんですか?
まずは安定した生活費を確保して、患者さんに落ち着いて施術を受けてもらえる環境を整えていきたいと思っています。
19、将来的に挑戦したいことや夢はありますか?
現在はレンタルスペースで施術をしているので、将来的には自分自身の店を持ちたいと思います。
読者に向けて

20、自分の体に不調を感じた時、まず何から始めたらよいでしょうか?
- 無理しない
- 放置しない
- 専門家に聞く
身体が痛い時に、無理して動かすと逆に悪化させてしまうことがあります。
身体の不調がある時は、放置せず、鍼灸師などの専門家に対応を相談しましょう。
21、普段の生活で、健康を保つために意識していることはありますか?
「ストレスをためないこと」は普段の生活で意識しています。
ケガは目に見えますが、ストレスは目に見えません。
自分でストレスがたまっていることに気付かないで、無理してしまうこともあります。
そんな時は無理せずにストレス発散して欲しいと思います。
22、これから鍼灸を受けようと思っている方へ、メッセージをお願いします。
「鍼灸」は思ったより痛くないので、気軽に受けてみて欲しいなって思います。
「施術者と患者さんの相性」もあり、鍼灸は万能ではありません。
一度受けてみて自分に合わないなと思ったら、「別の鍼灸院」や「他の方法」を探すなど、治療を諦めないでほしいと思います。
身体のことって、なにかと後回しになりがちです。
身体の不調があると、仕事もプライベートも、全てに支障が出てきます。
そうならないために、ぜひ鍼灸で身体の調子を整えて「自分のやりたいこと」に取り組んでほしいと思っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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